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アプリケーションソフトのバージョンアップ
■ アプリケーションソフトのバージョンアップについて
クライアントに最新のアプリケーションソフトをインストールするため、OSの
バージョンアップ( FreeBSD 4.3 から 4.8 に )2004年1月6日に行
いました。アプリケーションソフトは、全て最新版をインストールしてあります。かな漢字変換
プログラムは、利用しやすいように全て canna 1本に統一してあります。
■ アプリケーションについて
- Kinput2
kinput2 は、X Window 上で日本語を入力するためのプログラムで、
mozilla 、sylpheed 、tgif などで日本語を入力するとき必要です。
stex では、kinput2 の起動は .xsession 設定ファイルで行っていますので必要ありません。
Shift-space でローマという小さい枠がでます。漢字変換は space キーを押します。
Shift-space の表記は、Shift キーを押しながら space キーを押すことを意味します。
- Mule
mule の開発は行われなくなりましたので使用できません。変わりに emacs を使用して下さい。
- Emacs
emacs は、日本語入力に egg v4 を使用します。
CTRL-\ で 日本語入力モードになります。漢字変換は space キーです。
emacs の文字が小さくて読みづらい場合は、emacs 画面上で Shift キーを押しながらマウス左
をクリック(離さない)します。Font menu が表示されますので、Fontset を指定し、その中から
適当なフォントを選んで下さい。
- Mew
emacs から、M-x mew を入力し起動して下さい。
M-x は、Esc キーを押した後、x キーを押し、続けて mew と入力します。
- Yatex
emacs 利用の場合、tex ファイルは自動的に認識されます。
- Mozilla
日本語を入力したい場合は、kterm から
mozilla を起動させて下さい。起動は、少し時間がかかります。shift-space で
入力モードが「あ」となります。ローマ字入力にして space キーで仮名漢字変換ができ
ます。 shift-spaceで kinput2 を抜けます。
- W3m
w3m の後に URL を指定します。
kterm から w3m www.stex.phys.tohoku.ac.jp
- Sylpheed
日本語を入力したい場合は、kterm から sylpheed を起動させて下さい。
shift-space キーで入力モードが「あ」となります。ローマ字入力にして、space キー
で仮名漢字変換ができます。メールを送信するには、sylpheed で設定が
必要です。STEX QandA の「
メールソフトに
ついて」を参照して設定を行って下さい。
- Gnuplot
日本語化・機能拡張 (PLUS-enhanced) パッチの最新公式版は、 3.7.1+1.2.0 になって
いますので、これをインストールしました。
- Gimp
日本語を入力したい場合は、kterm から gimp を起動させて下さい。
shift-space キーで入力モードが「あ」となります。ローマ字入力にして、space
キーで仮名漢字変換ができます。
- Tgif
tgif はお絵書きツールです。tgif を使えば簡単な操作で、図形の作成、編集が
できます。tgif の重要な使用法は、LaTeX で使うための EPS 形式の画像ファイルを
出力することです。
- 日本語入力について
日本語を入力したい場合は、kterm から tgif を起動させて下さい。日本語
を入力する場合、ちょっとしたコツが必要です。まず、日本語フォントを選びます。
「各種設定」から「フォント」を選択し、現れるメニューの中から Rhumin を選びます。
左側の T アイコンをクリック(左)し、キャンパスウインドウ内で文字を入力する位
置を指定するため左クリックします。日本語入力開始キー(CTRL-space)で入力モードが
「あ」となります。ローマ字入力にして、space キー で仮名漢字変換ができます。
- 画像の取り込みについて
tgif 上で画像データを取り込むには、ファイルメニューからファイル挿入を選
びます。扱うことができる形式は、bitmap 、EPS 、GIF 、PNG 、JPEG などです。
但し、EPS 形式のファイルは読み込むことはできますが、編集はできません。
- 保存、PS 、PDF 、PNG 、EPS 形式の画像出力について
保存はファイルメニューから「保存」又は、「名前を付けて保存」をクリック(左)して選択します。
現在編集中の画像に名前が付いている場合、「保存」でその名前で保存されます。
「名称なし」、「名前を付けて保存」の場合は、ファイル名を指定して入力します。
指定した名前+obj という tgif 形式のファイルで保存されます。
tgif 形式以外の形式で出力する場合は、ファイルメニューから
「印刷/出力フォーマット」で目的の形式をクリック(左)して選択します。
次にファイルメニューから「印刷」をクリック(左)して選択すると言う手順をとります。
但し、編集中の図が「名称なし」の場合は、出力することが出来ません。LaTeX に組み
込む図の場合は、 LaTeX 用の EPS 形式で出力すると良いでしょう。
- gnuplog から tgif+obj 形式の出力について
gnuplot で作成したグラフを tgif+obj 形式で出力しておくと、tgif 上で
編集できるので便利です。gnuplot 上で tgif+obj 形式で作成したグラフを出
力するには以下のようにします。
但し、ファイル名を test.obj とします。
gnuplot> set term tgif
gnuplot> set output "test.obj"
gnuplot> plot sin(x)
■ 変換ソフト
- pstoepsi
PS ファイルを EPSI 形式に変換します。使い方は、
c27:~> pstoepsi ファイル名.ps ファイル名.epsi
- ps2pdf
PS ファイルを PDF 形式のファイルに変換します。以下のように ps2pdf コマンドを
実行すると、ファイル名.pdf という PDF ファイルができます。
c27:~> ps2pdf ファイル名.ps ファイル名.pdf
- pdf2ps
PDF 形式のファイルを PS ファイルに変換します。以下のように pdf2ps コマンドを
実行すると、ファイル名.ps という PS ファイルができます。
c27:~> pdf2ps ファイル名.pdf ファイル名.ps
■ プライベート・ディレクトリの利用について
誰でも自由に読み書きできるプライベート・ディレクトリ( /private )を以下の
クライアントに用意致しましたので、自由にご利用下さい。また、不必要になりま
したファイル、ディレクトリは各自の責任で消去もお願いします。
作業を始める前に、使用しているクライアントの /private ディレクトリの容量を
dfコマンドで確認して下さい。
c01:~> df
注意:この /private ディレクトリは、誰でも自由に読み書きや消去が出来ますので
他人に読まれたり、消去されると困るようなファイルは置かないで下さい。