Emacs での日本語入力クライアントとしては、canna よりも egg の方が広く 使われています。egg は、元々は、Wnn という漢字変換サーバ用のクライアント として開発されたものですが、Wnn だけではなく、cannaserver や anthy とも 通信できます。egg での日本語入力に慣れている人は、ホームディレクトリの .emacs.el を少し変更すると、egg を使った日本語入力もできるようになっています。
Emacs で日本語入力モードにするには、C-\
または C-o(おー) を入力します。
これはトグルスイッチになっていて、入力する度に、
日本語入力 ON/OFF の状態が切り替わります。
日本語入力モードになったら、emacs のモードラインの左に、
あ
という表示が出ます。この状態でローマ字で入力していきます。
入力し終ったら、SPC キーを押すと漢字に変換されます。
正しい漢字になったら、Return キーで確定します。次候補に進むには
SPC キーを押します。
漢字変換モードになると、漢字変換する文節がわかち書きで表示されます。 Canna が正しく文節の区切りを認識できなかった場合、C-i または、C-o で文節の 区切りを変更します。C-i はカーソル上の文節を縮め、C-o は文節を伸ばします。