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日本語入力キーバインド - scim と canna と egg の比較-

X の変換クライアントであるscim と、Emacs の変換クライアントである canna、および egg でのキーバインドを表に示します。多くのキーバイ ンドは共通ですが、異なっているものをありますので、注意して下さい。 表中で、フェンスモードとは、日本語入力を ON にして、ローマ字入 力して、ひらがななどが表示されている状態で、漢字変換モードとは、 その後 Spaceキーを押して、文節が分かれ漢字に変換され、まだ確定していない 状態のことです。

機能 scim canna (emacs) egg (emacs)
       
日本語入力の ON/OFF Ctrl+Space(Shift+Space) C-o、 C-\ C-\, (C-o)
フェンスモードでのキーバインド
漢字変換モードへ Space Space, C-w
現在のまま確定 Return,C-m
左に移動 ←, C-b
右に移動 →, C-f
左端へ移動 C-a
右端へ移動 C-e
前の1文字削除$ {}^{*1}$ BS, C-h
カーソル上の1文字削除$ {}^{*1}$ C-d DEL, C-d
カーソル以降を削除 C-k
フェンス内を消去 C-g C-c
ひらがなに ↑,C-p,↓,C-n $ {}^{*2}$ M-h
カタカナに M-k
全角文字に M-$ >$ $ {}^{*3}$
半角文字に M-$ <$ $ {}^{*3}$
半角英数入力   q $ {}^{*4}$
全角英数入力   Q $ {}^{*4}$
全角スペースの入力 @@ Q Space
canna拡張モードへ $ {}^{*5}$ HELP (F1) HELP (F5)  
漢字変換モードでのキーバインド
現在のまま確定 Return,C-m
フェンスモードへ戻る C-g,BS C-c,BS
現文節をフェンスモードへ C-c  
文節を伸ばす C-o
文節を縮める C-i
次の候補 Space,C-n,↓
前の候補 C-p,↑
候補一覧表示 Space2回,C-w M-s
左文節に移動 ←, C-b
右文節に移動 →, C-f
左端文節へ移動 C-a
右端文節へ移動 C-e
現文節を全角大文字に C-u  
現文節を全角小文字に C-l  
現文節をひらがなに ↑,C-p,↓,C-n $ {}^{*2}$ M-h
現文節をカタカナに M-k

表中の註の説明
  1. DEL や BS キーの動作は、.canna や .emacs.el の設定に依存する。
  2. この後、↑(C-p)、↓(C-n) で、 ひらがな $ \leftarrow \rightarrow$ カタカナ $ \leftarrow \rightarrow$ 半角カタカナ $ \leftarrow \rightarrow$ 全角英数 $ \leftarrow \rightarrow$ 半角英数 を循環する。 canna のこのモードを、字種変換モードと言う。
  3. フェンス内のアルファベットのみが変換され、かなには影響しない。
  4. 入力後、確定すれば、通常のローマ字入力に戻る。同じフェンス内でロー マ字入力に戻るには、C-g。
  5. 記号入力や部首入力、辞書登録、環境設定などのできるモードを canna拡張モードと呼ぶ。HELPキーのないキーボードのために、 .canna や .emacs.el で F1 や F5 を使うように設定されている。


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