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メールソフトについて(Mew、Sylpheed)
[A]
メールソフトについて紹介して下さい。
[Q]
メールソフトには、UNIX で標準的で用意されている mail コマンドを始め、グラフィカル
で使いやすい Sylpheed などがあります。その中でも定評があり stex で利用できる Mew と
Sylpheed について簡単に紹介します。
■ Mew
- Mew は emacs 上で使用できるメーラです。Mew を利用するには、.emacs の設定が必要
です。stex(物理学実験の計算機)では、Mew が使えるように個人の .emacs ファイルを編集してあります。
- 使い方は、物理学実験のホームページ stexQandA の emacs から mew を利用してメール転送を見て下さい。
- Mew の詳細や FAQ は http://www.mew.org/ を見て下さい。
■ Sylpheed
Sylpheed は GUI で簡単に操作できるメーラです。Sylpheed 公式サイトは、
http://sylpheed.good-day.net/ を見て下さい。
日本語入力の場合は、kterm 上から sylpheed と入力し、起動させて下さい。日本語入力のための kinput2 は
.xsessionファイルで起動するように設定してあります。日本語入力は、Shift-SPC 又は CTRL-o で出来ます。
> sylpheed
以下に基本的な設定方法を紹介します。始めにメニューバーの「設定」→「全般の設定」で共通部分
の設定を行ないますが、始めはそのままで構いません。次に、「設定」→ 「アカウント毎の設定」で、
自分のメールアドレスとメールサーバ名を入力して下さい。
例では、ログイン名を st0000 とします。
個人情報
- 名前 : 氏名をローマ字で入力します。 例 Taro Kato
- メールアドレス : このアカウントのメールアドレスを指定します。例 st0000@stex.phys.tohoku.ac.jp
- 組織 : 学校名などの所属を指定します。例 Department ofPhysics,Tohoku University
サーバ情報
- プロトコル : メールサーバとの接続方式を指定します。pop3 標準
- 受信サーバ : メール受信用の POP サーバ名を指定します。mail.stex.phys.tohoku.ac.jp
- SMTPサーバ : メール送信用の SMTPサーバを指定します。gw.stex.phys.tohoku.ac.jp
- ユーザID : メールサーバ上でのユーザアカウント名を指定します。例 st0000
- パスワード : メールサーバ上でのユーザアカウントに対するパスワードは入力しないで下さい。
以上で設定は終わりです。メールを受信するとき、パスワードを聞いてきます。パスワードを入力して下さい。
メールを送りたい場合は
- メニューバーの「メッセージ」で「新規メッセージを作成」を選択します。
- 宛先には、送る相手のメールアドレスを入力します。
- 件名には、用件の題目を入力します。
- Cc には、同じ内容を別の人にも同時に送りたい場合に、その人のメールアドレスを入力します。
- その下に、本文を書きます。
- 日本語を入力する場合は、Shift-SPC 又は CTRL-o を押して、日本語モードにします。
- メールを送信するには、メニューバーの「メッセージ」で「送信」を選択します。
- Sylpheed の終了は、メニューバーの「ファイル」から「終了」を選択します。
注意
署名が文字化けする場合は、kcc コマンドで .signature ファイルの文字コードを調べて下さい。
> kcc -c .signature
.signature: 7-bit JIS [ESC$B, ESC(B]
JIS コードになっている場合は、nkf コマンドで .signature ファイルの文字コードを EUC
コードに変換して下さい。
> nkf -ed .signature > test
> mv test .signature
注意
emacs で作成した文書をそのまま、メールと一緒に添付ファイルとして windows ユーザに送信した
場合、メールを受け取った人は添付ファイルが文字化けして読めません。原因は、Windows と UNIX
では、改行コード、漢字コードが異なるからです。添付ファイルとして送信する前に、以下のコマンド
を実行して EUC コードを Shift-JIS コードに変換して下さい。
詳しくは、STEX QandA を参照して下さい。
> nkf -sc 元のファイル > 新しいファイル
■ Sylpheed で pdf、Word、Exce ファイルが添付されたメールを読む
- 始めに 「pdf ファイルが添付されたメールを読む」から説明します。sylpheed を mlterm から起動
させて下さい。次に、「受信」と書かれた絵付きのボタンを「左クリック」し、新着メールの取り込み
を行って下さい。
- フォルダの受信箱を「左クリック」して下さい。未読のメールがある場合、「受信したメール一覧」
の欄に、先頭に赤い封筒マークの付いた行があります。読みたい pdf ファイルが添付されたメールを
「左クリック」して選択して下さい。
- 「テキスト」「添付」と書かれた絵付きのボタンから「添付」を「左クリック」して下さい。
MIMEタイプ、サイズ、名前が表示されます。
- 添付ファイルが pdf の場合、MIME タイプが application/pdf になっています。text/plain が選択
されている場合は、「application/pdf」をマウス「左クリック」して 選択して下さい。
再度、「application/pdf」を「右クリック」して下さい。「アプリケーションから開く(W)」が表示されます
ので、『アプリケーションから開く(W)』を左クリックして下さい。
- 四角窓が表示されます。右端の「▽」を「クリック」し、 acroread '%s' があるか確認して下さい。
ある場合は、「 acroread '%s'」を「クリック」し、 acroread が起動するように指定して下さい。ない場合は、
四角窓に「 acroread '%s'」と入力して下さい。「'」は「"」の下にあるキーです。次に、「OK」を
「クリック」して下さい。
sylpheed から acroread が起動し、pdf ファイルが見られるようになります。
- 同じように Word、Excel ファイルの場合も、四角窓に「 openoffice '%s' 」と入力して下さい。
sylpheed から openoffice が起動し、Word、Excel ファイルが見られるようになります。注意点とし
て、stex には MS 明朝などのフォントはインストールされでいまん。Excel ファイルは、MS 明朝を
指定した場合、文字化けを起こして見られません。この場合は、マウスで範囲を指定し、フォントを
さざなみ明朝に変更して下さい。
- openoffice を一度も使用したことがないユーザは、openoffice の設定が必要です。openoffice 設定を先に
済ませて下さい。設定方法は、stexQandA の
openoffice の設定が分かりませんを
見て下さい。