「もし○○だったら××しなさい、そうでなければ…」などという様な働きをする文を条件文という。条件文の最も基本的なものは if
文である。if
文の最も単純な書式は
if(○○){ ××; }である。上の「○○」の部分を条件式という。「××」の部分を実行文という。例えば「 平面上の任意の点 が半径 1 の円内にあるならば、変数
n
に 1 を加えなさい」という条件文は
if(x*x+y*y <= 1.0){ n = n+1; }の様に書く。
if
文は else
文によって更に多様な条件をつけることができる。
if(条件式 1){ 条件式 1を満たした時の実行文; }else if(条件文 2){ 条件式 2を満たした時の実行文; }else if … … }else{ 上の全ての条件を満たさなかった時の実行文; }
条件式は主に大小の比較、等価、論理演算による真偽(真なら 1、偽なら 0)によって評価される。以下の表ににこれらの演算を行う演算子をまとめる。
a == b | a と b が等しい |
a != b | a と b が等しくない |
a > b | a は b より大きい |
a >= b | a は b より大きいか、等しい |
a < b | a は b 小さい |
a <= b | a は b より小さいか等しい |
a || b | a と b の論理和 |
a && b | a と b の論理積 |
!a | a の否定 |
これらの演算結果を変数(int
型)に代入することもできる。次の例は先の例と同じ意味である。
L = x*x+y*y <= 1.0 if(L){ S = S+1; }