C-Space | カーソル位置をマークする | |
C-w | リージョンを削除 (削除リングへ) | |
M-w | リージョンを 削除リング へコピー | |
C-y | 削除リングの中身をカーソル位置に挿入する | |
C-k | カーソル位置から行末までを削除 (削除リングへ) | |
M-数字 C-k | カーソル位置から 数字行を削除 (削除リングへ) | |
C-d | カーソル位置の文字を削除 | |
DEL | カーソル位置の直前の文字を削除 |
X の GUI で立ち上がった Emacs では、§2.2.3 節で説明したマウスによ るコピー&ペーストも使えます。しかし、Emacs はキーボードだけで操作するこ とを基本としていますので、キーボードでのコピー&ペーストやカット&ペース トももちろんできます。
Emacs では、マークした位置から現在カーソルのある位置までを、リー ジョン(region)と呼びます。カーソルのある位置で、C-Space を押すと、その 位置でマークされます。このあと、カーソルを移動するとリージョンの範囲が拡 がって行きます(画面の様子は何も変わりません)。リージョンは、ここで説明 するコピー&ペーストだけでなく、Emacs のいろいろな場面で、リージョンに対 してある処理を行なう Emacs 関数がありますので、是非、覚えておきたいもの です。リージョンを削除(カット)するのが C-w です。削除されたものは、 削除リング(kill ring)と呼ばれる特殊な記憶領域にコピーされます。 リージョンを削除しないで、削除リングへコピーするのが、M-w です。削除リン グの内容は、C-y でカーソル位置に挿入されます(ペースト)。削除リングは、異 なるバッファー間でも共有されていますので、削除リングへコピーして、バッファ を切替えてペーストすれば、異なるバッファー間でコピー&ペーストができます。