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: 簡単な演算 : 基礎事項 : Cプログラミングの基礎の基礎

変数

C言語(に限らず一般的なプログラミング言語)では、数値計算をする時には変数 というものを用いることがほとんどである。具体例として、$2 \times 5$ とい う計算を、変数 x に 5 を代入して行い、その結果を変数 y に代入 したい時には


  x = 5;
  y = 2*x;
の様に書く。この例では、わざわざ変数 x を用いなくても良いと思うかも知 れないが、たとえば、関数 $y=2x$ の直線を書きたいと思った時には x をある範囲で変化させなければいけない。この時、変数を使わずに数値をいちいち代入していくよりも、変数 x をある範囲で変化するようなプログラムを書いて、y = 2*x; とする方がより一般的に書くことができる。

変数を使うためにははじめに変数の「型」を定義しなければいけない。変数定義の基本的な書式は


  基本型 変数名, 変数名, … ;
で表される。基本型の種類、意味を以下の表に示す。

int 整数型 $-2147483648 〜 2147483647$
float 単精度実数型 $0.0 と \pm 0.29\times 10^{-38} 〜 \pm 1.7\times 10^{38}$、有効数字 7 桁
double 倍精度実数型 $0.0 と \pm 0.29\times 10^{-38} 〜 \pm 1.7\times 10^{38}$、有効数字 15 桁
char 文字列 1 文字


ここで、単精度/倍精度実数型という似たような概念が出てきたが、通常は倍精 度実数型のみを扱う。

例えば、整数型の変数として i を倍精度実数型の変数として x,y,z を定義する時には


  int i;
  double x,y,z;
の様に書く。