C言語(に限らず一般的なプログラミング言語)では、数値計算をする時には変数
というものを用いることがほとんどである。具体例として、 とい
う計算を、変数 x
に 5 を代入して行い、その結果を変数 y
に代入
したい時には
x = 5; y = 2*x;の様に書く。この例では、わざわざ変数
x
を用いなくても良いと思うかも知
れないが、たとえば、関数 の直線を書きたいと思った時には x
をある範囲で変化させなければいけない。この時、変数を使わずに数値をいちいち代入していくよりも、変数 x
をある範囲で変化するようなプログラムを書いて、y = 2*x; とする方がより一般的に書くことができる。
変数を使うためにははじめに変数の「型」を定義しなければいけない。変数定義の基本的な書式は
基本型 変数名, 変数名, … ;で表される。基本型の種類、意味を以下の表に示す。
int | 整数型 | |
float | 単精度実数型 | 、有効数字 7 桁 |
double | 倍精度実数型 | 、有効数字 15 桁 |
char | 文字列 | 1 文字 |
ここで、単精度/倍精度実数型という似たような概念が出てきたが、通常は倍精 度実数型のみを扱う。
例えば、整数型の変数として i
を倍精度実数型の変数として x,y,z
を定義する時には
int i; double x,y,z;の様に書く。