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: 良く使われるコマンドとオンラインヘルプの利用 : gnuplot を使ってできる基本的なこと : コマンドとデータ   目次

demo を見よう

gnuplot の配布パッケージにはデフォルトでは demo がついています。 この demo を通して、gnuplot を使ってできることがある程度把握でき ると思います。 demo のある場所は、
        /usr/local/share/examples/gnuplot/
です。 ここにある all.dem が、すべての demo を呼び出す コマンドファイルです。このディレクトリに移動して、gnuplot を立ち上げて、 all.dem を読み込むと、途中までは実行しますが、最小2乗法の demo で、 (このディレクトリに書込み権がないので)止まってしまいます。そこで、 このディレクトリの内容をホームディレクトリにコピーしてから、実行します。
  % mkdir gnuplot_demo
  % cp /usr/local/share/examples/gnuplot/* gnuplot_demo
  % cd gnuplot_demo
  % gnuplot
  ... (中略) ...
  gnuplot> load "all.dem"
で楽しんで見てください。途中で飽きたら、Ctrl + c で終了します。
図 13: 3次元表示の例
\includegraphics[clip,keepaspectratio,width=0.7\textwidth]{gnuplot_fig/text_test03.eps}
かなり凝ったグラフの表示ができることがわかると思います。 3次元描画については説明が煩雑になりますので、このテキストでは 2次元グラフプロットに限って説明します。


表 11: 良く使われるコマンド一覧
描画関係のコマンド  
グラフの描画 plot "foo.data"
エラーバーつきプロット plot "foo_e.data" using 1:2:3 with yerrorbars
平方根をエラーとしてプロット plot "foo.data" using 1:2:(sqrt($2)) \
  with yerrorbars
関数の表示 plot [-5.:5.] 2*cos(x)*sin(x)
関数の計算点を変化させる set samples 1000
コマンドファイルの実行 load "foo.gp"
コマンドの一旦停止 pause -1
同じプロットを行う replot
現在の状況を保存 save "foo_new.gp"
表示オプション  
x 軸の表示範囲を限定 set xrange [-1.:4.]
y 軸の表示範囲を限定 set yrange [-1.:12.]
y軸を常用対数で表示 set logscale y 10
x 軸自身の表示 set xzeroaxis
y 軸自身の表示 set yzeroaxis
エラーバーの上下のバーを消す set bar 0
ラベルの表示 set xlabel "E_gamma[MeV]";set ylabel "Count"
出力先の変更  
postscript file へ出力 set terminal postscr eps color ; replot
画面(X) に出力を戻す set terminal x11    (最近は wxt という terminal も使われる)
コメント、長い文、ヘルプ  
コメント # コメント
行の継続 \
ヘルプ help
関数によるフィッティング  
フィットの例1 g(x) = g*exp(-((x-h)/i)**2/2)
  g=600 ; h=390 ; i=20
  fit [370.0:420.0] g(x) "foo.data" via g,h,i
フィットの例2 g(x) = g*exp(-((x-h)/i)**2/2)
(平方根を誤差として) g=600 ; h=390 ; i=20
  fit [370.0:420.0] g(x) "foo.data" \
  using 1:2:(sqrt($2)) via g,h,i
変数の値の表示 print g,h,i,g*i*sqrt(2*pi)
定義した関数の表示 show functions
定義した変数の表示 show variables


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