ネットワークにつながれた計算機は、離れた計算機から使用できる 便利な機能を持っていますが、 そのことは、逆に、悪用される可能性を 秘めています。コンピュータネットワークを悪用して、不正侵入や いたずらをする人は クラッカー(cracker)6 と呼ばれます。一旦、その計算機利用者の誰かのパスワードが破られて しまうと、その計算機はクラッカーに乗っ取られ、 その計算機だけでなく、その LAN7 につながっているすべての計算機に悪影響を与える可能性があります。 したがって、ある一人のパスワードが漏洩すると、 被害はその人だけではなく、周囲に広く迷惑を与える可能性があることを 忘れてはいけません。 最初に受け取った仮のパスワードはすぐ変更する、パスワードは人に教えない、 推定されやすいパスワードを使わない、などの注意が必要です。 推定されやすいパスワードとしては、その人の名前、電話番号・生年月日といった 個人から推定できるもの、人名・辞書にある単語、これらを逆順にしたもの、 などです。一般に、以下の条件を満たすようなパスワードが良いとされています。