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: APOPへの変更 : 電子メールの操作 : 電子メールとメールアドレス   目次

電子メールの保存形式

UNIX には、電子メールを使うための様々なアプリケーションソフトウェアが 存在します。その中には、届いた電子メールを保存するファイル形式が 独自形式で、他のメールアプリケーションからは、そのままでは読めないもの も存在します。そういうアプリケーションを使うと、他のアプリケーションに移 る時に、それまでのメールが失われてしまうようなことになります。 幸いにも、UNIX では、MH形式と呼ばれる電子メールの保存形式が広く用いられ、 多くの電子メールリーダーが、MH形式のメールボックスをサポートしています。

MH形式の特徴は、

  1. すべてのメールは、~/Mail/ というディレクトリの 下に保存され、新着のメールは、~/Mail/inbox というディ レクトリに保存される。
  2. 1つ1つのメールメッセージは、それぞれのディレクトリの中で、番号で表 される1つのファイルに対応し、取り扱いが楽である。

  3. ~/Mail/ 以下には、多くのフォルダ(ディレクトリ) を作ることができ、メールの内容により、分類・整理が可能である。
  4. ~/.mh_profile というファイルに設定を書いておくことで、自分の 好みの環境が作れる。
ということが挙げられます。

MH形式をサポートするメールリーダとしては、

などがあります。

stex には、thunderbird 等のメールクライアントも使えるようになっていますが、 thunderbird は独自のメールボックスの形式であり、MH形式と互換性がないため、 一度、thunderbird でメールを取りんだメールは、他のメールソフトは見ることは できなくなることに注意して下さい。 ここでは、Mew と sylpheed の使い方を解説します。 thunderbird 等、その他のメールクライアントを使いたい場合、ネット上の情報など に基づいて、自分で設定して下さい。