GUI でのログインでは、ウィンドウマネージャーやデスクトップ環境を立ち上げ るために、実際に使えるようになるまで時間がかかるのに対し、CUI でのログイ ンは即座に完了します。FreeBSD では、XDM による GUI でのログインの他に、 CUI でのログインが利用可能で、その切替えは、Ctrl + Alt + F1 〜 Fn （Ctrl キーと Altキーとファンクションキーを同時に押す）で行います。では、Ctrl + Alt + F1 から、Ctrl + Alt + F2 ... と順番に押してみましょう（切り替わる のに少し時間がかかりますので、切り替わったのを確かめてから、ゆっくりと 押して下さい）。最後に、GUI の画面に戻ったら、それ以上のファンクションキー を押しても、何も起きません。何番目のファンクションキーを GUI の画面に割 り当てるかは、システムの設定によって異なりますが、F5 または F9 を GUI の 画面に割り当てている場合が多いようです。
それでは、CUI の画面のひとつに切替えて、新しいパスワードでログインしてみ ましょう。
login:
と出ているプロンプトに、ログイン名を入力しリターンキーを、Password: を聞
いて来ますので、パスワードを入力して下さい。ログインが成功したら、exit
または logout と入力して、ログアウトして下さい。
この FreeBSD の CUI でのログインでは、GUI上の端末エミュレータでの CUI で の操作と違って、日本語が表示できません。もちろん、GUI のアプリケーション も立ち上げることはできません。したがって、この環境で出来ることは限られて いますが、コマンドで少しだけの操作をする目的でログインする場合には、GUI でのログインよりも早くやりたいことが完了します。また、GUI でのログインの 場合に、ウィンドウマネージャーやデスクトップ環境の立ち上げ時にエラーが発 生すると、そのまま、ログアウトしてしまう場合があります。その時は、この CUIでのログインに切替えて、XDM でのログインの設定ファイル(.xsession) を編集することで、復旧させることが出来ます。
CUIの画面でログアウトしたら、再度、GUIの画面に切替えましょう。